流されて大阪湾

人生、いざとなったら西成やで(^^) 

働かない社会。西成あいりん地区は高齢化する日本の未来の姿だよ。ベーシックインカムはインフレで破綻する。

「あーーー働きたくないわ\(^o^)/」

突然のクズ発言で申し訳ないですが、これ私の嘘偽りのない気持ちです。

そんな私だから?なのか「BI(ベーシックインカム)制度」には以前から並々ならぬ関心を持っています。

私という人間はビンボーだし仕事やら人間関係やらで日々の生活に強いストレスを感じています。生きるのが辛い「弱者」です。

でも、別に身体や精神に障害を負っているわけではありません。

だから、福祉の対象となる社会的に認められた「弱者」では無いことになります。

弱者なのに、社会から弱者として認めてもらえない。それってヒドイやん?

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そんな社会から認められない私のような弱者が救われるためには、すべての人間に無条件、無差別に一律の現金を配布するBI制度が実現される以外に道は無いです。

だから私はBI制度に対して肯定的でありたいのです・・・

肯定的でありたいのですが・・・私のこれまでの人生の経験が

「BI制度は絶対に上手くいかない」と囁きます。

 

そもそもBI肯定派はお金の価値を絶対視しています。

お金があれば何でも出来ると思っています。

でも、当たり前の話ですがお金は労働者の労働の結果であるモノやサービスを買うための手段に過ぎません。

労働者が居ない無人島にお金をたくさん持っていっても、何の役にも立ちません。

ケツを拭くトイレットペーパーの代わりにしかならないでしょう・・痔になるけど。

そして、私の人生経験から自信を持って断言しますがBI制度を現実に実施すると間違いなく労働者が減少します。労働力が減少します。

だって、働かなくてもお金が貰えるんですよ。だったら労働しなくてイイやん\(^o^)/

少なくとも私は働きません。そして、私の周囲の人間もその多くが働かなくなるでしょう。

労働者が減れば、労働力を買う手段であるお金の価値も低下します。

だったら、BIでお金を貰っても意味がありません。

BI肯定派は「たとえ、働かなくてもお金が貰えるようになっても多くの人にとって働くことは生き甲斐なのだから、大多数の人は働き続ける」と主張します。

でも、このような主張をしているBI肯定派の論者は大抵、出版社に勤めているマスコミ社員や著名なITエンジニア、社会運動家や文化人なんですよね。

そりゃー、そういう皆があこがれる遣り甲斐のある仕事をしている人はBIでお金を貰ったって仕事はやめないでしょう。

でも、例えば運輸の仕事や飲食店の従業員、ごみの収集やトイレ掃除の仕事・・・つまり社会を維持する為に必要不可欠だけれどキツイ・危険・汚いの3Kな底辺労働の分野ではどうでしょうか?

私は運輸や飲食店、トイレ掃除の仕事の経験がありますが、はっきり言って誰も遣り甲斐を持って活き活きと自発的に働いている人間なんて居ません。出会ったことがありません。

トイレが詰まって、見ず知らずの人のウンコがプカプカ浮いているのを掃除する仕事に遣り甲斐や、喜びを見出す人が居るでしょうか?

いや、一部の汚物フェチの人は大興奮するかもしれないですが(^^)

牛丼屋の店員だって1万円や2万円する高級レストランなら、お客が偉そうにしていても納得しますよ。

でも300円の牛丼を注文しているだけなのに、なんでオマエラそんなに偉そうなんだよ。牛丼屋に一人で来店している友達0人っぽいオヤジがここぞとばかり大威張り。

「俺は金を払ってるお客なんだぞ」って。300円だけど・・・・

そんな底辺労働に従事する私たちは、仕事に遣り甲斐や喜びを見出しているわけではなくて、ただ単に生活費が必要だから仕方なく働いているだけです。

BIで最低限の生活費が貰えるなら、もう働きません。

そして、底辺労働者が働かなくなくなったら雇用側は時給を上げて人を集めざる得ないでしょう。

私たちがワンコインで牛丼が食べられるのも、送料無料でアマゾンプライムが利用できるのも、清潔なトイレが利用できるのも、安い時給で働いてくれる底辺労働者が居るからです。

たとえば、牛丼屋のアルバイトの時給が1500円や2000円になればどうでしょう。

牛丼が一杯800円くらいになってしまうかもしれません。

物価が大上昇です。はいぱわーインフレです?

そんな状況では、BIでお金を貰ったって無意味です。生活できません。

BIは需要の増大による良いインフレではなく、供給の減少による悪いインフレを引き起こしてしまうのです。ダメダメです。

 

いや、私は別に抽象的な経済の話をしたいのではありません。

そうではなくて、西成の現状を見るにつけ実感したんです。

「日本人、働かなさすぎだろww」と。

西成あいりん地区の平均年齢は60代くらいでしょう。

たぶん7割、8割の住人が働かずに年金か生活保護で暮らしています。

つまり、町にいる殆どの人間が働いていない。

そんな働かない日本人のオッサン達の需要を満たしてるのが、外国人労働者

商店街は中国人が働くカラオケ居酒屋ばっかり。

スーパーのレジも東南アジアな外国人。

日本人は働かないから、外国人が働いているのです。

老人人口が増えて働かない人間が増大して、労働力が不足する。

この問題はあいりん地区に限らず日本全体に共通する現象ですよね。

ただ、あいりん地区は状況が極端なだけで。

まあね、私は別に若者事情に詳しいわけでは無いですが少ない見聞から言わせて貰うと、若者は働きません。

就職氷河期時代にはアルバイトの仕事にありつく事さえ困難だったのに、今の若者はアルバイトを選び放題。時給だってドンドン上昇している。

でも、若者はアルバイトしません。

だって、友達とはLINEで無料でつながることが出来るのだから。

無料のスマホゲームでいくらでも時間をつぶせるのだから。

わざわざ、嫌な思いをしてアルバイトする必要が無いのです。気に食わない仕事はやらないのです。

つまり、日本もアメリカやヨーロッパと同じく先進国病に罹ってしまったんです。

老人は働けない。若者は働かない。でも、物価が上昇するのはイヤだ。

となるなら、結局は外国人労働者に頼らざる得なくなるのでしょう。

テレビでは日本凄い、日本世界から尊敬されているとか言って外国人を見下しているのに外国人労働者様が居なければ経済が成り立たなくなってしまう日本。

あかんなーーー日本の未来は暗いなあ。

ただ、労働力が不足するというのなら健康な体さえ維持していれば働き口には困らないということなのだから、その点では私たち底辺には有利ではあるのかもしれんです。