西成のあいりん地区ではボランティア活動に従事するキリスト教関係者をよくみかけます。
また、古びたドヤや商店に混じってキリスト教の施設も点在しています。
まあ、キリスト教の施設といっても煌びやかなステンドグラスが掲げられている立派な教会ではなくて、ほんとうに簡素な建物。
看板が無ければキリスト教の施設だとは誰も気付かないでしょう。
そんなキリスト教の施設のひとつが、三角公園の近く通りにあります。
施設の表には聖書の言葉を記した張り紙が掲示されている。
黒字の看板に黄色や白色の文字で
「キリストは復活された」
「キリストの再臨は近い」
とか大書きされているやつ。
良く見かけるでしょ。
別に珍しくも無い看板なのですが、ここ西成地区では一味違う・・・・・
「真の神を信じなさい」と書かれているはずが、
ペンキが薄れて
「真のネコを信じなさい」になってる。
ネコ神様や(・∀・)
この看板に出会ったのは偶然なワケがない・・・・・。
これは天啓やで。
そう考えたワイは早速、「真のネコ」を探しにあいりんの町を探索。
あいりんのネコのメッカと言えば、人気のホルモン屋さん、やまきのご近所な阪堺電鉄今池駅付近。
早速現場に向かうと・・・・あれ、いつもなら沢山いる猫達が今日に限っては一匹も見当たらない????
なんでや、ワイには「真のネコ」を見出す資格がないって言うンか・・・・(´・ω・`)
暗い気持ちになりながら、いましばらく周囲を観察してみると・・・・
駅に上がる階段の手すりのたもとに1匹だけネコさまが。
じっとして全く動かなかったので見逃していました。
しかしこのネコさまは、こちらが近づいていっても微動だにしない。
「エラく、落ち着きの有るネコやなあ」
と感心して顔を覗き込んでみると・・・・・・
両目が開いてない(´・ω・`)・・・・病気なのか怪我なのか両目が完全に閉じていて視力が全く無いネコさまなのでした。
私はペットを飼った経験も無いですし、あんまり心の温かい人間でもないですが、さすがにこれはかわいそうだと思ったよう。心の底から。
でも、このネコ様が私にとっての「真のネコ」であるというのなら・・・・
このネコ様が私に発しているメッセージは明快ですよね。
「今のオマエは現実を見ようとしてないニャ。真実に対して盲目ニャ」と。
実際、そうなんですよ。
西成の表面だけをなぞったような情報で
「ワイは西成通やで」
みたいに調子に乗ってる。
アホですわ・・・ワイは。
まだまだ精進せなアキマセン(;д;)
真のネコ様はそのことをワイに教えてくれたんやね。