流されて大阪湾

人生、いざとなったら西成やで(^^) 

西成カラオケ居酒屋最新事情。安い、旨い、楽しい・・けど、中国人のお姉さんの目は笑ってなかった。

西成名物、中国人経営のカラオケ居酒屋。

 

若い中国人のお姉さんと楽しく遊んで、料金はめっちゃ安いという噂は本当なのでしょうか?行ってみました。

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西成 カラオケ居酒屋

 

西成というか「あいりん地区」の萩之茶屋商店街から動物園駅前にかけてのアーケード街には中国人が経営するカラオケ居酒屋がたくさんあります。

 

本当にそこいらじゅうにある。

 

数えたわけではないですが、地元の人が言うには120店舗くらいあるらしいです。

 

今回は友人と2人で、とある店舗を訪れてみたのですが・・。

 

私たちが来店したのは7月22日。平日の夜8時半ごろ。

 

その日の萩之茶屋商店街にあるカラオケ居酒屋はガラス越しに外から見る限り、お客さんは少ない感じ。

 

10人くらいは座れる店にお客は1人か2人くらいしかいない店がほとんどです。

 

それどころか、一人も客がいない店舗もあって、手持ち無沙汰になっている店のお姉さんが店内から通行人(ワイら)に笑顔で手招きをしたりしてる。

生活保護とカラオケ居酒屋

これは地元民から聞いた話ですが、西成のカラオケ居酒屋は基本的にあいりん地区の生活保護を受けている高齢者を主な客にしているらしいです。

 

だから、生活保護の受給前の月末はカラオケ居酒屋のお客さんは極端に少なくなるらしい。

 

生活保護は振込みが月末日で手渡しは月初めの1日。

我々が行ったのは22日だから、生活保護の爺さんたちは財布が軽くなっているころで飲み歩いたりは出来ないのだろう。

 

まあそれはともかく・・・・

 

私たち2人は、その一人も客がいない店に突撃!!

他の客がいないのなら、ウチら2人でお姉さんを独占できるんやからエエやん?

 

そんな目論見で入ったお店は奥方向に縦長の間取りで、長いカウンター席と4人掛けのソファー席があるつくり。

大小1台づつ、カラオケ用の液晶モニターがありました。

 

カウンターで対面する形式で中国人のお姉さん2人が、我々の相手をしてくれる。

 

2人のうちの一人はこの店の店主で「ゆうこ」さん。

これは源氏名ではなくて、日本に帰化してつけた名前らしい。

歳は30代前半くらい。日本語が凄く上手い。ちょっと、キツイ感じの顔だけどまあ美人さんな感じ。

 

もう一人は「デンデン」さん?は20代前半・・未知やすえの若いころみたいな感じの顔で美人というより愛嬌のある感じ。

日本語は一応通じるんだけど、ちょっとたどたどしい感じで訛りがある。

 

席に座った瞬間に「何飲む?」。商売っ気ありすぎだろ(^^)

席に座った瞬間に「何飲む?」。愛想話とかそういうのは無し。

単刀直入で合理主義な中国方式のおもてなし。

 

ドリンクは1杯500円。とりあえず、2人ともビールを注文。

「おつまみも食べようよ。スルメおいしいよ」とゆうこママさん。

まあ、一品もつまみを頼まないのも悪いのでスルメを注文。

 

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スルメ1品300円。たぶんドラッグストアで売ってるスルメのパックを1袋お皿に持った感じ。

一応、適正価格かも。

 

カラオケは1曲100円。これも安い。デンデンちゃんが「歌って、歌って」と囃すので何曲か歌う。

 

この店に来る前に、すでにアルコールが入っている我々は、ビール1杯でほろ酔い加減。

ゆうこママさんが「もう1杯行こうよ」と言うので薦められるままに焼酎をもう1杯500円。

酔っ払って、テンションがあがっていたので一応何となく盛りあがる。

 

ママさんとデンデンちゃんも愛想が良くなってきて

「ハッピー、ハッピー、今日は楽しもう(^^)」

「お兄さんたち、話し面白いねえ。もっと一緒にいたい(^^)」

とかニッコニコの笑顔で相手をしてくれるんだよ。

 

んでね、ワイはまだしも冷静だよ。いくら酔っても冷静な部分はある・・・いや、カッコつけてるみたいだけど、実際ワイはダウナー系のダメ人間だから、どんな時でも盛り上がりきれないんだよ。醒めてる部分はある。

 

でも、相方のほうはめっちゃテンションがあがっていて・・・・

 

この時点で料金は1人頭1800円くらい。これで帰っていれば、評判どおり西成の町は安く遊べるんだなあと上機嫌で家路につけたでしょう・・・・だが(;д;)

 

「握手会と思えば安い」謎理論で大出費(;д;)」 

 日ごろ女性には相手にされない、本物の底辺である我々。

たとえお店の女性であっても、愛想よく対応されれば舞い上がるのも致し方なし。

 

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まして、アルコールの入った相方は完全にテンションが爆上げ状態で、お姉さんの進められるがままに歌を歌いまくり、酒を飲む。

 

「から揚げも美味しいよーー」

じゃあ注文します。

「私も歌っていい?」

いいよー。

 

そのうち、お姉さん2人は

「私たちも飲みたい。飲んで良い?」

と言い出す。

 

さすがにワイはそろそろ帰ったほうがよいかと思ったのだが、相方は

「いいよ、いいよ、飲んで飲んで(^^)」と上機嫌。

 

とにかく2人のお姉さんは私たち2人に付きっ切りでサービスしてくれて、まあ基本的に笑顔で愛想が良くて好感が持てる態度だったのですが・・・・

 

ワイは見逃さなかった。

 

ワイや相方がカラオケを歌っているとき、お姉さん同士が真顔になって2人で中国語で話しているのを。そして、そのときの冷静な目を。

私は中国語の内容なんて全くわかりませんが、絶対、

 

「今日の客はこの2人か。絶対に帰らせないぞ」

「酔いつぶれかかってるから、ガンガン注文させたれ」

 

というふうなことを言っているに違いない(被害妄想)。

 

「こらあかん、そろそろほんとに撤退や」

そんな私の思いとは裏腹に相方は相変わらずのテンション。

 

飲んで歌って良い気分になってる彼は、歌いながら自然な感じでお姉さん2人と握手。

もう一曲歌って、もう一回握手。結構がっつりな握手。

 

ワイは「そろそろ帰らないと、乗継があるから終電が間に合わないかもしれんで」と切り上げサインを出すのだが、お姉さんはすかさず

 

「西成の宿は安いから終電が出ても泊まれば良いやん(^^)」

と無責任トーク

 

そんなわけで店を出たのは2時間ほどたった11時近く。

2人で1万円。一人頭、5000円。

 

帰り道に相方に「ちょっと、西成で遊んだにしては高かったなあ」というと

 

「握手会に行ったと思えば全然安いやん。握手し放題やったし(^^)」という謎の返しをされた。

 

いや、わかんねーその理屈。

 

とにかくそんな感じで、西成の夜の町を遊んで回ったワイ等。

カラオケ居酒屋に行く前にホルモン屋や居酒屋にも行ってたんですが、それでも一人7000円程度で済んだんだから、さんざん飲み食いした割には安いかなと・・・あのお姉さんにお酒を飲ませたりしなければもっと安くついていたはずだが・・・

 

で、店のお姉さんは無責任に言っていたけれど、実際のところ西成のホテルが2000円以下で宿泊できて、普通に安全快適なのは事実。

終電を気にして遊ぶより、ホテルの予約を取ってとことん遊び歩くのも楽しいかも。

そんなわけで、西成のホテル紹介記事はこちら(^^)動画付で紹介してます。 

nishinari-hotel.hatenablog.com